“ふはい”の漢字の書き方と例文
語句割合
腐敗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこの二つのことに十分の成功を収めるならば、府県政や国政の腐敗ふはい堕落だらくはおのずからにして救われるであろう。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
その藻の堆積たいせき腐敗ふはいし、絶望的なにおいを放っていた。まことにそれは眩暈めまいのするようないやな臭気であった。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
ただ金を所有している人が、相当の徳義心をもって、それを道義上害のないように使いこなすよりほかに、人心の腐敗ふはいを防ぐ道はなくなってしまうのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)