“ふなだまさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
船霊様50.0%
船玉様50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だからよ。船員みんなは小僧を見付みつけ次第タタキ殺して船霊様ふなだまさまきよめるって云ってんだ。汽鑵かまへブチ込めやあ五分間で灰も残らねえってんだ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「だからよ。この船の船霊様ふなだまさまア、もうトックの昔に腐っちゃってるんだ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
だから船玉様ふなだまさまも女の神様でござんさあ、女のお客がよけいお乗りなすった時は、そうもいかねえが、一人っきりの時は、その女のお客様を上座へ据えて船玉様のおそばにいていただくんでさあ
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)