“ふとし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮屠氏50.0%
太敷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祇園精舍ぎをんしやうじやの鐘の聲、浮屠氏ふとしは聞きて寂滅爲樂の響なりといふべきが、待宵まつよひには情人が何と聞くらむ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
儒家の仁、浮屠氏ふとし涅槃ねはん、老、莊、カントが道も逍遙子が沒理想とおなじやうに世にあらはれたるを、鴎外が見たらましかば、その反難に逢ふことは沒理想におなじかるべし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
帆綱張りゆゆし安けし太敷ふとしきていつのほばしら根生ひ据れり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)