トップ
>
ふたいてん
ふりがな文庫
“ふたいてん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
不退転
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不退転
(逆引き)
じっさいのところ選り好みしようにもほかにどんな金儲けの能力も持ってなかったからなんだ……おれはこれでも絵かきだったんだぜ。十七の年から十五年の間、
不退転
(
ふたいてん
)
の
精進
(
しょうじん
)
をした。
黒い手帳
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
不退転
(
ふたいてん
)
の心さえあれば、大事は決行できる、それは誰よりも里見老が知っている筈だ、もしもわれわれが仕損じたら、里見老は必ず遺志を継いでくれるだろう、そのほかに人はいない
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
私の流儀は
不退転
(
ふたいてん
)
の精神を
躰得
(
たいとく
)
することにある、生死に
惑
(
まど
)
わず、大事に処して
過
(
あやま
)
たない
金剛心
(
こんごうしん
)
、それを会得することが目的なのだ、口で云うのは易いが、私は稽古のなかから感知してもらいたかった
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ふたいてん(不退転)の例文をもっと
(3作品)
見る