“ふさこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
房子66.7%
富佐子33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
房子ふさこかい?——私は今夜東京へ行くからね、——ああ、向うへ泊って来る。——帰れないか?——とても汽車にに合うまい。——じゃ頼むよ。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
女教 はい房子ふさこさん、出来たんですね。どういう式を立てたか、そこで読みあげてごらんなさい。
新学期行進曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
壁際かべぎわ籐椅子とういすった房子ふさこは、膝の三毛猫みけねこをさすりながら、その窓の外の夾竹桃へ、物憂ものうそうな視線を遊ばせていた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
陳彩ちんさいは部屋の隅にたたずんだまま、寝台の前に伏しかさなった、二人の姿を眺めていた。その一人は房子ふさこであった。——と云うよりもむしろさっきまでは、房子だった「物」であった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
姉の富佐子ふさこは、結婚けっこんしていたけれど、良人が日華にっか事変の当時出征しゅっせいして戦死してからと云うもの、勝気で男まさりなところから、子供のないままに、野菜荷をかついで東京の町々へ売りに行って
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)