“ふげんぼさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
普賢菩薩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その背に造られた玉台の上には、白い肌のあらわな普賢菩薩ふげんぼさつが、彫刻や画にある通りの姿をして、瞑想に沈んでいる。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「はははは。それや見たかったな。牛の背の美しい尼御前は、さぞや、墨染の普賢菩薩ふげんぼさつそのままであったろうに」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又法然が叡山の黒谷で法華三昧ほっけざんまいを行っていた時普賢菩薩ふげんぼさつが白象に乗って眼のあたり道場に現われたこともあれば、山王の影が形を現わしたこともあったという。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)