“ふくぼつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
覆没100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さもなくば南半球特有の大颱風ハリケーンによってさすがの海の狼も海底の藻屑と消え果てたものか、もしくば英豪艦隊に負わされし深傷ふかでのためにわずかに覆没ふくぼつを免かれつつも
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
一瞬のまに覆没ふくぼつしてしまったのやら、また助かった船にしても、みな大破してちりぢりにどこかへ吹き流されていた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水雷艇「友鶴ともづる」の覆没ふくぼつの悲惨事を思い出した。
藤棚の陰から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)