“ふくぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
福木50.0%
福樹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大木がなかなか多く、梯梧でいご赤木あかぎ榕樹ようじゅ福木ふくぎ蕃瓜樹ばんかじゅ阿檀あだんの如く、多くの珍らしい樹々を見かけます。山には蘇鉄そてつ芭蕉ばしょうが密生し、松の大木や竹の林も少くはありません。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
いわんや山に山藍やまあいあり、野に福木ふくぎあり、丘に「てかち」あり、求めれば紅花べにばなも庭に咲かしめることが出来るのです。要すべき染料は自然が人々のために充分に備えているのです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
榕樹がぢまる、ビンギ、梯梧でいご福樹ふくぎなどの亜熱帯植物が亭々と聳え、鬱蒼と茂り合った蔭に群った一部落。家々の周囲には竹やレークの生籬が廻らしてある。その家が低い茅葺で、むさくるしい事は云ふ迄もない。
奥間巡査 (新字旧仮名) / 池宮城積宝(著)