“ふうえい”の漢字の書き方と例文
語句割合
諷詠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでこの十首より成る一群の内容は「松の葉に雨の露が玉のごとくにおいて、それがこぼれ落ちる」というだけのことを繰り返し繰り返し諷詠ふうえいしたものであって
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そして廣間の両側に居流れた家来たちと共に、夫人から出された「杜鵑ほとゝぎす」の題について諷詠ふうえいを競った。
友として交っている諸家の吟咏ぎんえい一百首を屏風に録し朝夕諷詠ふうえいして挙目会心の楽しみを得たいという。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)