“びゃくろく”の漢字の書き方と例文
語句割合
白緑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹の櫺子れんじをつけたいかにも床しい数奇屋がまえなのに、掛軸はかけず、床柱の花籠に申訳のようにあざみ刈萱かるかやを投げいれ、天井の杉板に金と白緑びゃくろくでいちめんに萩が描いてある。
ユモレスク (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
パイナップルの葉は、鮮やかな緑というよりも、白緑びゃくろくがかった浅い緑である。それで赤土との対照も、それほど激しくは感ぜられない。しかしとにかく、日本には無い色の世界を現出している。
ハワイの色 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)