“びしゃもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
毘沙門100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず総見寺毘沙門びしゃもんの舞台から見物し、表之門から三之門に入り、御殿主ごてんすから白洲まで来て、ここで、御慶ぎょけいを申しあげる。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
併し此の年の三月十九日には、鞍馬毘沙門びしゃもんの化身と世人に畏怖せられて居た宗全も、本当に陣中に急逝したのである。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それでも強いてこちらが訊くので、山科は字小山というところで、大津ゆき電車の毘沙門びしゃもん前という停留場で降りて、五、六町いった百姓家だという。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)