“ひょうそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
平仄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「むう。おれもそう思わねえでもなかったが、香具師ならば理窟が付く。やあぽんぽんの才蔵じゃあ、どうも平仄ひょうそくが合わねえじゃあねえか」
半七捕物帳:17 三河万歳 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御静かでは平仄ひょうそくが合わないと思うのがそもそも癪にさわる、第一、面を見れば、忠良なる大日本帝国の臣民とは、すぐ気がつきそうなものだ。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
一 鴎外先生若き頃バイロンの詩を訳せらるるに何の苦もなく漢字を以ていんを押し平仄ひょうそくまで合せられたり。一芸にひいづるものは必ず百芸に通ず。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)