“ひなさま”の漢字の書き方と例文
語句割合
雛様100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父が御診察に伺った時、飾ったお雛様ひなさまを拝見して来て、「実に見事なものだよ。御願いして置いたから拝見におで」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
それこそお雛様ひなさま女夫みょうとのような一対の美しい夫婦が出来ると、師匠も家にいてその事を妻君などに話し、どうか、この縁はまとめて見たいものだ、といっておられました。
いくらでも食べられるだろう。西洋人の家で御馳走になってみ給え、品数が多くって分量の少いことお雛様ひなさまのお膳の如し。それにビフテキでもシチュウでも肉が少くって野菜が多い。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)