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ひとよせば
ふりがな文庫
“ひとよせば”の漢字の書き方と例文
語句
割合
人寄場
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人寄場
(逆引き)
こうした
鷹揚
(
おうよう
)
で
呑気
(
のんき
)
な気分は、どこの
人寄場
(
ひとよせば
)
へ行っても、もう味わう事ができまいと思うと、それがまた何となく
懐
(
なつか
)
しい。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
涼気
(
すずけ
)
の立ちはじめた時候に相応した新調の着物を着たり着せたりして、打連れて陽気な
人寄場
(
ひとよせば
)
などへ入って行った。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
こんな場末に
人寄場
(
ひとよせば
)
のあろうはずがないというのが、私の記憶に
霞
(
かすみ
)
をかけるせいだろう、私はそれを思い出すたびに、奇異な感じに打たれながら、不思議そうな眼を見張って
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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