“ひとつぶだね”の漢字の書き方と例文
語句割合
一粒種100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ、小雪! 今こそ、房枝は、自分の本名が小雪であったことをはっきりとさとったのである。そして自分が、あのやさしい彦田道子夫人の一粒種ひとつぶだねであることを知ったのであった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
去年ちょうど今時分、秋のはじめが初産ういざんで、お浜といえばいさごさえ、敷妙しきたえ一粒種ひとつぶだね
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まことに申兼ねますが、一粒種ひとつぶだねの伜一人を助けると覺召して、お願ひでございます