“ひぢりづか”の漢字の書き方と例文
語句割合
聖柄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下人は、そこで腰にさげた聖柄ひぢりづかの太刀が鞘走らないやうに氣をつけながら、藁草履わらざうりをはいた足を、その梯子の一番下ばんしたの段へふみかけた。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで、下人は、兩足りやうあしに力を入れて、いきなり、梯子はしごから上へ飛び上つた。さうして聖柄ひぢりづかの太刀に手をかけながら、大股おおまたに老婆の前へ歩みよつた。老婆が驚いたのは、云ふ迄もない。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)