“ひきりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引両50.0%
退料50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怪しい火と見たのは、その人の手に持っていた提灯ちょうちんでありました。その提灯とても、ふた引両ひきりょうの紋をつけた世間並みの弓張提灯で、後ろには「加」という字が一字記してあるだけです。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
『大石殿、平常とは違いますぞ。後でというて、後で何う召さる。藩の整理、家中の退料ひきりょう、何もかも金じゃ。しかも、後の利かない凶変に際して、そんな、無謀なまねしたら、動きがつくまい』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)