“はんくろうと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半玄人50.0%
半黒人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中に一人、謡の半玄人はんくろうとで、ブローカーのやうなことをやつてゐる楠本といふ中老人がゐた。流石に謡の半玄人で、人品骨格、堂々たるものである。
波子 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
碁の半玄人はんくろうとで、まづ三級といふところだ。
囲碁修業 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
暫くしている間に、最初にしたりがおをして出た半黒人はんくろうとも、まんざらでもない心持の純素人じゅんしろうとも、グルグルとグループの中へ捲き込まれてしまうと、中盆なかぼんが得意になって
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
半黒人はんくろうとで売ったり買ったりもしようという男だ。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)