“はふう”の漢字の書き方と例文
語句割合
破風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっさいの景色は家の屋根と破風はふうとの海のように見えて、そのなかに一つの山のような起伏がはっきりと現われていました。
花もなければ花壇もなく、たゞ廣い砂利路じやりみちが草地を圍んでゐるばかりで而もこれが重苦しい森の氣分の中にあるのであつた。家は正面に二つのとがつた破風はふうがあり、窓は格子やうで狹かつた。
菊坂の坂上に建てたコの字型の建物で、玄關や破風はふうや長押を憚つた町家造りには違ひありませんが、それを内部の數寄をらした贅澤さに置き換へて、木口も建具も一つ/\が人の目を驚かします。