“のざらし”の漢字の書き方と例文
語句割合
野晒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この野晒のざらしは、どうなさるんです。上の金剛山寺こんごうせんじまで持ってゆくんですか」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
剣の光は閃々せんせんと乱れて見えたが、その時、ここ、もちの木坂の一地点——ほとんど、人と人と人と人とのかたまりが、一個の野晒のざらしをあばき合う狼群ろうぐんのごとく眺められて、さしも、法月弦之丞
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あんなところに、野晒のざらしがすててある」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)