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のきじゃばら
ふりがな文庫
“のきじゃばら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
軒蛇腹
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軒蛇腹
(逆引き)
午後の日光が窓々の閉った建物の真正面を照し、
軒蛇腹
(
のきじゃばら
)
のところの厚い
金商牌
(
きんかんばん
)
を埃っぽく輝かせている。歩道の赤白縞の日除けの下を色彩の強い服装をした女が靴の留金を
燦
(
かがや
)
かせて歩いて行く。
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
春木、牛丸の二少年は人眼をさけるために、窓から外へでて、
軒蛇腹
(
のきじゃばら
)
をつたって非常梯子にとびうつった。それはかなり冒険だったけれど、身の軽い二少年には、大してむずかしい仕事でもなかった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その影に——その建築に——その
蔦
(
つた
)
のまつわった荘重な
軒蛇腹
(
のきじゃばら
)
に、前に千たびもディ・メントーニ侯爵夫人の感歎しなかったものがあるなどというはずがあったろうか? 否!——誰か
しめしあわせ
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
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