“ねずみなき”の漢字の書き方と例文
語句割合
鼠鳴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、筋向うの格子戸の鼠鳴ねずみなきに、ハッと、むささびがえたほど驚いて引返ひっかえして、蔦屋の門を逆に戻る。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
終りに板の間の上をうねうねと揺すぶって、鼠鳴ねずみなきをするのです。それから外へ出て、格子を叩いています。入口には三所ほどに、高く盛塩もりじおがしてありました。縁起を祝うのだそうです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)