“ねいもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獰猛80.0%
佞猛20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の足下へ倒れたのは、鞭を持った獰猛ねいもうな支那人で、そのポケットにはピストルが一挺、ちゃんと隠されてありました。
獰猛ねいもうを客観的に虎の属性と見傚みなせば獰猛はついに虎の獰猛であって、どうしても虎を離れる事はできません。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
佞猛ねいもうな野獣の前へ、老いたる主君をあずけてゆく気持が、何としても、不安でならないらしいのである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)