“ぬなみけいおん”の漢字の書き方と例文
語句割合
沼波瓊音100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、さういふ風にして一二枚書いてゐるうちに、沼波瓊音ぬなみけいおん氏が丁度ちやうどそれと同じやうな小説(?)を書いてゐるのを見ると、今迄いままでの計画で書く気がすつかりなくなつてしまつた。
沼波瓊音ぬなみけいおん氏の句であったか、「入日雲見えしもしばし皐月雨さつきあめ」というのがあったと記憶する。晴れそうになって晴れぬ状態は、この「しばし」といい「しばらく」という語に尽きるように思う。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)