“ぬしちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塗町50.0%
塗師町50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その突き当たりが今川橋、——渡って、土手ぞいに左へ曲がったかと思うと、まもなく駕籠はその塗町ぬしちょうのかどの一軒へ、ぴたりと息づえをおろしました。
ずんずん通りを塗町ぬしちょうへ 出て、土手に沿いながら歩いていると、辻占つじうらア、辻占ア、というわびしい声といっしょに、土手の切れめから、ぽっかり白いあかりが浮きあがりました。
岡三庵の屋敷通りの塗町ぬしちょうへ曲がっていくと、軒をそろえてずらりと並んでいるそこの塗屋ぬしやの一軒へずかずかと近づいていって、いつにもなく御用名を名のりながら、どんどんたたき起こしました。
塗師町ぬしちょう代地だいちの前は、松平まつだいら越中守様えっちゅうのかみさまのお上屋敷で。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)