“にしんかす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鰊糟66.7%
鰊粕33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛永三年御清の節の食穢には狸、狼、羚羊を食つた人に、五日間のけがれありとしてあるが、今晩は鰊糟にしんかすにも劣る小片のみで、狸をたらふく食つたわけではない。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)
寛永三年御清の節の食穢しょくあいには狸、狼、羚羊かもしかを食った人に、五日間のけがれありとしてあるが今晩は鰊糟にしんかすにも劣る小片のみで、狸をたらふく食ったわけではないのだから
たぬき汁 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
「ところで、畜生、今朝になって、話がちがった、三十人しか来ない。こちらだけで引受ける。はいさようなら。よくもぬかした。鰊粕にしんかす強突張ごうつくばり、どうするか見ていやがれ、と、こりゃあてめえの怒るのが無理はありますめえ。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)