“にかわづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
膠着66.7%
膠付33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「は。……あれにおりまする一ト組、またこちらで、膠着にかわづけをしている者、そしてむこうの隅で錣縫しころぬいをしているのもきのうから参った者で」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雨戸の隙間からの、この世のものとも見えぬ、恐ろしい覗機関のぞきからくりが、彼の目を膠着にかわづけにして離さなかったのだ。彼は殆ど夢と現実との見境がつかなくなってしまっていたのだ。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
じよらうぐもはそれに従つて、中央に糸を膠付にかわづけにする。そして、既に張つた横糸によつて昇つて行つて、その糸の端を円周まわりにくつつける。