“ながじり”の漢字の書き方と例文
語句割合
長尻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長尻ながじりにつられて彼も酔った。そのうちに二度かわやへ立ったが、急に、兄の張粛は帰るといって出て行った。間もなく、入れ代りに、成都の兵がどやどやと入ってきた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この輝政が長尻ながじりで、折々、秀吉と共に、笑声を洩らして来るので、近習がこう伺い出ると
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いくら長尻ながじりでも大酒でも、昼の石広元せきこうげん孟公威もうこういはもうそこにはいないだろう。その代りに、ほかのお客がこみあっているらしい。飲んだり騒いだり盛んにがやがややっている。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)