“どろま”の漢字の書き方と例文
語句割合
泥塗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ポカンの足下に横たわるポカンの脳髄と同様に、泥塗どろまみれになってしまわねばならぬ時機が来たのだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのまま、暫くの間、眼を閉じ、唇を噛んで、荒い鼻息を落ち付けていたが、そのうちに彼は思い出したように眼を見開いて、泥塗どろまみれになった両掌りょうてを、腰の荒縄の上にコスリ付けた。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)