“とんそう”の漢字の書き方と例文
語句割合
遁走100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして僕の部屋にネコが入ってくると、間髪を入れず手近の孫の手をつかみ、ネコの頭をコツンと殴る。ネコはキャッと叫んで遁走とんそうする。
ボロ家の春秋 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
遁走とんそう曲でも、速歩舞踏曲でも、また、アダム、バッハ、プッチーニ、モーツァルト、マルシュネル、なんでも構わない。
左右に遁走とんそうする敵を見棄て、「いざ浜路殿!」と引っ抱えた。しっかりすがる浜路の手、首にかかってグンニャリとなる。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)