“としがしら”の漢字の書き方と例文
語句割合
年頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目前に加茂川の清い流れのせせらぎを耳にしつつ、どうやら眼の覚めて、用意の控えの座敷に直ったとき、にこにこ、ぞろぞろ這入ってきた紅裙こうくんさんたちの年頭としがしらが言う
夏日小味 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
乾児の中で年頭としがしらでもあり、一番兄分でもある自分が、入れ札に落ちることは——自分の信望が少しも無いことがまざまざと表われることは、もう既定の事実のように、九郎助には思われた。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「番頭さんか、お前さんは年頭としがしらだ、もしやと思う事があったら言うがいい」