“でんぱん”の漢字の書き方と例文
語句割合
伝播100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その女の蝋のように冷たくかつ白い皮膚に手を触れてメスをあてた時は、一種異様の戦慄が、指先の神経から全身の神経に伝播でんぱんした。
恋愛曲線 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
最初妹からつけられて、たちまち家族のうちに伝播でんぱんしたこの悪口わるくちは、近頃彼女自身によって平気に使用されていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)