“でんがくざし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田樂刺60.0%
田楽串20.0%
田楽刺20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次がうなつたのも無理はありません。二十三四の背の低い、青脹あをぶくれの醜い男が、まさに田樂刺でんがくざしになつて死んで居るのです。
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
千人に一人も逃しっこはねえぞ、淡路流の槍に米友様の精分が入ってるこの槍先の田楽串でんがくざしが一本食ってみてえ奴は、お辞儀なしに前へ出ろ、それがいやなら道をあけて通しやがれ
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その時であった、楽屋へ飛び込んで本槍の鋭い穂先を払った投げ槍の小六が、自斎の後ろを狙って田楽刺でんがくざし
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)