“てきはつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摘発50.0%
剔発25.0%
摘發25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭に出しては考えにくかった潜在した思いを摘発てきはつされたように感じた為めでありましょう。相手が無心で言った言葉だけに、それが悪い占の卦を突きつけられたように後の気持がまずいのでしょう。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
だが——、かく歴然と現品は剔発てきはつされているのに、この期に及んで鳶頭の金助は、その不敵無類なつらだましいが物語っているごとく、がんとして口をとじたままでした。
寺方が埋葬とむらひを斷るのは、検屍けんしを受けない變死人の場合で、醫者の死亡診斷書といふものゝない時代には、これが犯罪摘發てきはつの最後の手段に用ゐられたのです。