“つけまと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
付纏50.0%
附絡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜそんな恐ろしい名が、この建物に付纏つけまとっているのかと、立ちどまって疑って見る暇も何もなかった。いわゆる化物屋敷はそれほど陰気にでき上がっていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
……使った金子かねに世の中が行詰ゆきづまって、自分で死ぬのは、間違いにしろ、勝手だが、死ぬのに一人死ねないで、未練にも相手の女を道づれにしようとして附絡つけまとうのは卑劣じゃあないか。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)