“ちゅうしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
中書100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明け方、をねむらしちまおうと思って、獄飯ごくはんの中へ一服ってると、急に、中書ちゅうしょさまのご意向が違うッてんで、大まごつきさ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「されば即日、朝廷からは義貞へ、尊氏追討の総大将を任ぜられ、中書ちゅうしょの宮尊良たかながを上に、約三万騎、東海東山の両道から、ぞくぞく東へ下りつつありまする」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また中書ちゅうしょノ宮尊良たかなが親王以下、八人の公卿大将がそのうえにいることもわかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翌朝の中書ちゅうしょ官邸は、暁天もまだ暗いうちからざわめいていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中書ちゅうしょの宮はどうなされたか。宮以下の公卿軍は」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中書ちゅうしょ閣下、これは一ト筋縄ではいけますまい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)