“ちゃくとう”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
着到	83.3%
着倒	16.7%

着到

「——ただいまにてもあれ、鎌倉におん大事あらば、ちぎれたりともこの具足、取って投げかけ、錆（さ）びたりとも長刀（なぎなた）を持ち、痩せたりともあの馬に乗り、一番にはせ参じ着到（ちゃくとう）につき、さて」

樅ノ木は残った：04 第四部 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)

その間にも、着到（ちゃくとう）の将士は、続々とふえていた。

新書太閤記：11 第十一分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

着倒

間もなく歌六が下りてくるとすぐ花やかに芝居がかりの着倒（ちゃくとう）の囃子が起って、黒衣着た萬朝たちがまめまめしく高座へ道具を飾りはじめた。

小説　円朝 (新字新仮名) ／ 正岡容(著)