“ちぶつ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:チブツ
語句割合
地物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手に見とがめられては大変なので、闇とはいえ、身をかがめ、地物ちぶつを伝うようにして、ソロソロとその方へ近づいて行った。
暗黒星 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
地物ちぶつり、加勢をあつめ、奔逸ほんいつの剣手鬼神の働きを増すことは知れている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私は絶対安全の地位を選んで、丁度敵に近づいた兵士達が、地物ちぶつから地物へと、身を隠して行く様に、木の幹を縫って、少しずつ少しずつ進みました。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)