“ちちゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踟蹰50.0%
蜘蹰50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
低徊踟蹰ちちゆの思は去りて、余は彼を抱き、彼の頭は我肩に倚りて、彼が喜びの涙ははら/\と肩の上に落ちぬ。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
外套をばこゝにて脱ぎ、わたどのをつたひて室の前まで往きしが、余は少し踟蹰ちちゆしたり。同じく大學に在りし日に、余が品行の方正なるを激賞したる相澤が、けふはいかなる面もちして出迎ふらん。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
いまその前に 私はここに蜘蹰ちちゆする 一つの幻
山果集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)