“ちくのうしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
蓄膿症100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サクラの花を見に行くのは、蓄膿症ちくのうしょうをなおしに行くのでは、無いでしょう。私は、こんなことをさえ考えます。
正直ノオト (新字新仮名) / 太宰治(著)
当時旧藩主が不治ふじ蓄膿症ちくのうしょうに罹っていられたので、私は早速鼻科の研究に独逸へ参りました。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
莫迦ばかをいえ。僕があの女に会ったのは、大学病院へやって来た時に、若槻にもちょいと頼まれていたから、便宜を図ってやっただけなんだ。蓄膿症ちくのうしょうか何かの手術だったが、——」
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)