『正直ノオト（しょうじきノート）』
正直に言うことに致しましょう。私は、これから書こうとする小説、または、過去に於いて書いた小説の意図、願望、その苦心を、あまり言いたくないのです。それは、私の虚傲からでは、ないと思うのです。書いてみて、それが相手に受け入れられなかったら、もう …
著者太宰治
ジャンル文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出「帝国大学新聞　第七百六十六号」1939（昭和14）年5月15日
文字種別新字新仮名
読書目安時間約3分（500文字/分）
朗読目安時間約5分（300文字/分）