“だんじょうたいひつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
弾正大弼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今では、養子に遣わして、他藩の太守となっていますが、あの弾正大弼だんじょうたいひつ様も、血においては、私たち夫婦の実の子ではございませぬか。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天正の四年に父の輝宗が板屋峠をえて大森に向い、相馬弾正大弼だんじょうたいひつと畠山右京亮義継うきょうのすけしつぐ、大内備前定綱との同盟軍を敵に取って兵を出した時、年はわずかに十歳だったが
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
一学はもう江戸表へ帰っていい筈の体なのであるし、自身も、帰心にられているが、吉良家とは一心同体の関係にある、米沢の上杉弾正大弼だんじょうたいひつの江戸家老千坂兵部ちざかひょうぶから書面があって、それに
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)