“だけかんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岳樺76.9%
嶽樺23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この谷を登ると岳樺だけかんばのまばらに生えた広い尾根に出ることができた。
単独行 (新字新仮名) / 加藤文太郎(著)
谷が尽きてから偃松や岳樺だけかんばの間を登るのが少し厄介であるが、十五、六分で頂上へ出られる。自分は川端下道の中では、これが一番簡単で一番楽なような気がする。
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
嶽樺だけかんばらしい闊葉樹の大木が、すくすくと立ち並んでいる。スラロームを描きながら、この立木の間を縫って、どこまでも滑って行く。ところどころちょっとした崖がある。
大雪山二題 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)