“たんじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丹女50.0%
淡如50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庭さきから、ふと、陽あたりのよい小書院の縁をふりかえって、丹女たんじょはあわてて、そこにいる老母のそばへ、起しに行った。
この秋の暮、ふっと、の消えるように、九十余の老母は死んだ。良人の帰らぬ旅立ちも、老母の死にも、いまは動じることのない丹女たんじょであった。
もしそれその功名栄利に淡如たんじょとし、その志を行うて超然独往するの点に至っては、実に及ぶべからざるものあり。千八百四十八年、ロンバルトの暴徒蜂起するや、マヂニー率先してこれに投ぜんとす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)