“たれぎだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女義太夫50.0%
娘義太夫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこらの牛屋で、東雲しののめのストライキを怒鳴りちらして、女義太夫たれぎだの尻でも追っ駆け廻している書生さんたちには、頼まれてもこの辛抱はできまい。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
女義太夫たれぎだの巴好巴生姉妹きょうだいが躍りあがるようにして抱き合った。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
さながら娘義太夫たれぎだ堂摺連どうするれんのように四方八方から詰め寄られて、さすが警保局長も哀れはかなく見えた時、この騒動にピリオドを打つように、けたたましく卓上電話のベルが鳴り出した。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)