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たむろたむろ
ふりがな文庫
“たむろたむろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
屯々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屯々
(逆引き)
と、ばかり各自の隊へわかれて行き、そのあとすぐ本陣から進軍令の貝の
音
(
ね
)
が鳴りわたり、諸隊の貝もそれにこたえ、
屯々
(
たむろたむろ
)
の陣幕は一瞬のまにたたまれ出した。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それまでは
屯々
(
たむろたむろ
)
に、ただ
蝟集
(
いしゅう
)
していたに過ぎない全兵員が、忽ち草を蹴って立ち、列伍を正し、おおよそ三段にわかれて、
旌旗粛然
(
せいきしゅくぜん
)
と勢揃いの
態
(
てい
)
をととのえた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たちまち
屯々
(
たむろたむろ
)
の武者が駈けつけ、二人を斬ッた若いほうを包囲した。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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