“たにみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渓道66.7%
谷道33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに、もう下の渓道たにみちまで来たと? ……して、親鸞の身を守る弟子どもは、五人か、十人か」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
月明を利してその下の渓道たにみちまで寄せてきた王平、馬忠の先手は、途中で捕えた蛮兵の斥候ものみを道案内として、間道を伝い、道なき道をじ、夜半、不意に敵の幕舎を東西から襲った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私の眼の屆くモオトンの谷道たにみちをくねつてゐる邊りでは、半ば樹立こだちに隱れて教會堂と牧師館、そして遙かはづれの方にお金持のオリヴァ氏とその娘の住んでゐるヴエイル莊の屋根があるだけで