“たかかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隆景81.8%
竹蔭9.1%
隆蔭9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
使節山岡隆景たかかげが、すぐ大坂から来て、事実を見聞して帰った。また折返して、増田右衛門尉うえもんのじょう長盛が、秀吉の旨をおびて使いに来た。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
暑き日もわが臥す床の涼しきはこの竹蔭たかかげのあればこそあれ
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
真夏のさかり、四条大納言隆蔭たかかげの青侍が二人、近くを通りかけて、木蔭から炎天下の土木の工を見ていたが、つい実感に余ってか、しゃべりしゃべり立ち去りかけた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)