“たうぼく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唐墨66.7%
唐木33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わざと筆のぢくめいを切つて、善い筆か惡い筆か解らないやうにしたが、上等の唐墨たうぼくを洗ひ落すのが、少しぞんざいだつた」
「それが本物の唐墨たうぼくの匂ひだよ、——地獄で亡者が、唐墨を使つて居るとは知らなかつたよ」
「極く良い唐墨たうぼくを使つてゐる人間の仕業しわざだ、——それツ」
三間町の若松屋は、材木屋といつても、銘木や唐木たうぼくを扱ふのが主で、角店ながら何んとなく小綺麗な店構へでした。