“そびょう”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ソビョウ
語句割合
祖廟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祖廟そびょうの地こそ、病骨の子ひとりよりは、大事な筈です。忠勇な家士の面々こそ、私一人などには代えられない柳生家の石垣かと考えられます。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
起って、歩を移すと、そこから遠からずして祖廟そびょうのまえに出る。ここは信長が居城してから造った先祖の御霊廟みたまやである。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わが祖廟そびょう、北条氏にたいして、ちかって異心をはさみ奉らずというむねを、熊野牛王くまのごおうの誓紙にしたためて差出せい」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)